『むだ死にしない技術』出版記念トークショーに登壇

投稿日:2016年11月17日

カテゴリ:スタッフブログ

梶村幸市先生が監修に関わった『むだ死にしない技術』(堀江貴文+予防医療普及協会著)。その出版を記念して、10月15日(土)にトークショー・医療フェスが行われました。

当日は、日本橋梶村歯科医院の梶村たまき先生が登壇し、予防医療の大切さを歯科治療の面からお話してくださいました。その様子を一部ご紹介しましょう。

諸外国に比べて立ち遅れている日本の予防歯科

【対談スタート】―――歯周病に関しても警鐘を鳴らしていますね。

堀江:口腔内に関していうと日本はとくにひどいですよ。諸外国と比べると日本の予防歯科はかなり遅れていることをもっと知ってもらいたい。とくに歯周病の人が多いわりに、治療する習慣がまずない。歯周病というのは、じつは感染症なんですよね?

梶村:そうです。今、日本人の成人の約8割が感染していると言われています。お子さんには、ご両親などからの口移しなどで感染する場合がありますね。一度感染すると、歯科で治療しないかぎり菌は繁殖します。虫歯がないから大丈夫と思っていても、歯周病菌がいることもある。すると知らない間に病状が進行してしまって、気づいたときには歯が抜けるなど手遅れになるケースも多いんです。

堀江:歯磨き粉のCMなんかも誤解を与える要因だと思うんですよね。それを使えば歯周病が治るかのような印象を与えますけど、毎日の歯磨きだけでは除菌できないんですよね?

梶村:そうなんですよ。対症療法にはなりますけど根本治療にはなりません。

堀江:ドイツやデンマークでは予防歯科を保険とリンクさせているケースが多くて、歯医者さんに年数回行かないと保険が適用されなくなるんですよ。きちんと歯科検診に行けばクリーニングが無料になるなどの特典をつけて、予防を促す仕組みがある。日本でもそういう制度を設けたらいいと思いますね。

梶村:堀江さんはどんなケアをされているんですか?

堀江:僕はですね、デンタルフロスと歯間ブラシを使ってからブラッシングをして、最後にマウスウォッシュで仕上げます。たまに出張などで滞在が3泊なのに歯間ブラシが2本しかないと結構落ち込む(笑)。四半期に1度のペースで歯医者さんに行って歯石クリーニングもしてますよ。

梶村:すごい!優等生ですね。お口の中が汚れている方は他の病気を患っている場合が多いので、全身の健康の面からもお口のケアは重要なんです。たとえば糖尿病の方は、まずは歯周病から治療したほうがいいと言われることもあるくらいで。

堀江:ずっと思ってたんですけど、歯科と他の科の医者は全然連携していない気がするんですよね。内科のお医者さんに歯のことを聞いても驚くほど知らないし、その逆もそう。予防医療普及協会を通じて仲良くなっていただきたい。

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プラーク検査で実際にお口の中の細菌を見てもらいました

また、会場内の特設ブースでは、その場でプラーク検査ができるブースを出展。実際にお客様が、梶村歯科医院のスタッフの方々に自分の口内にいる菌を電子走査顕微鏡で見せてもらい、「こんなに菌がいるの!」「初めてみた!」と驚きの声を挙げていました。

歯周病は毎日の歯磨きケアだけでは治らない病気。歯が痛くなってからの治療ではなく、歯茎がすこし腫れているな、とか歯磨きで血がでるなどの症状があったら、歯周病の可能性があります。虫歯がない方もぜひ定期的に受診して、歯と全身の健康を保ちたいですね。

出版社によると、『むだ死にしない技術』の読者の反響で最も多かった感想は、「歯医者に行こうと思いました」「歯周病が感染症だとは知らなかった」「歯周病の本当の怖さを知りました」という声だとのこと。やはり、「歯」は日常に関わる身近な問題。この本を通して、歯周病や歯と全身の病気の関係を知っていただけると嬉しいです。

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(web「ジョイネット」様取材記事より一部抜粋。詳細はこちら→http://www.joystyle.net/articles/295